抗がん剤脱毛に際してのウィッグ制作のお手伝いを通してのブログ
- mgmgmg81

- 2025年12月5日
- 読了時間: 4分
更新日:2025年12月7日
今回はちょっと違う雰囲気のブログにします。
抗がん剤使用に際して脱毛される方のウィッグ制作、また髪が生えてきた際のカットのタイミングや方向性など、私が美容師としてこれまでお手伝いさせていただいて思ったことや、自分にも為になったことなどブログに残したいと思います。
私が担当させていただいているお客様でも、抗がん剤治療をされるにあたり、「脱毛するのでしばらく美容院に来れません。」「1年後くらいに髪が生えてきたらまた伺います」
と、ご丁寧なご連絡いただいたりします。
抗がん剤治療前に脱毛の負担を軽くする為にばっさりカットさせていただくこともあります。
私としては、闘病中の髪型を含めてご相談いただけるようなお付き合いが出来ることも、非常に光栄に思っております。
ここ最近は多くのご相談と共に、
「ウィッグを今までの自分の髪型にしてください!」
と頼まれる事が多々あります。
医療用ウィッグも今は種類も豊富ですが、かぶってみるとなんだかしっくり来ない、今までの自分に1番近いものを無理矢理被っている方が多いようです。
髪が抜けてしまってメンタル体力も落ち込んでしまう状況で、「今までの自分の髪型のウィッグを作って欲しい!」と頼まれるのは、私にとっては非常に責任重大かつ、美容師冥利に尽きる光栄なお仕事です。
なんたってウィッグは毛が伸びませんから…!!
ちなみにTHEDAYには個室があり、ウィッグカットや人に見られたくない状況(髪がまだらな状態)での施術は個室で行っています。
ここで1人のお客様のエピソードを。
私よりひとまわり以上年下のお客様が癌を発病されました。
その方の癌告白から寛解に至るまでに、私はそのお客様のウィッグを全部で4つカットしました。
その間(約1年間)髪が抜けて生える過程も見させていただく事ができました。
制作したウィッグ
↓
・いつもの自分用
・お仕事用
・お遊びイメチェン用
・ウィッグが劣化してきたのでお直し用
このブログを書くにあたって「参考になれば!」と、光栄なことに写真を撮らせてくださったので、載せさせていただきます。
こんなロングヘアからの〜
ここまでボブに切りました!!
治療中に切らせていただいたウィッグ全集!!
なぜこんなにいっぱい所有出来るのかというと、なんとウィッグがAmazonで3000円だったんだそう!!
(Amazonに医療用ウィッグあるのもすごい〜)
そして東京都ではアピアランスケア支援事業というのがあり、がん治療中のウィッグ購入の助成も受けられるそうです。
(場合によっては眉のアートメイクにも適応するそうです…!)
医療ウィッグもざまざまで、私が今まで実際切らせていただいたウィッグの中で1番リーズナブルだったのが3000円で、1番高級だったのが11万円でした!
切る側の注意点としては、とにかく生え際を作ることに尽きます!
ウィッグには産毛がありません。
治療中のお客様も毛がありません。
産毛、とくにもみあげがないとかなり違和感のある髪型になるので、いかにもみあげやこめかみに柔らかそうな産毛っぽい毛を作るかが最大のポイントとなります。
また、ウィッグは毛の密度がかなりあるものが多いので、いつもカットさせていただく以上に毛量調整しないと自然な仕上がりになりにくいです。
最近のウィッグはアイロン使用okとなっているものがほとんどですが、何度までと書いてあるものは少ないので、ちょこっとカットした髪にアイロンを当ててチェックしてみる必要があります。
これ、地味に重要ポイントです。
私が今まで切らせていただいたものは大体MAX150℃かなーって感じです。
参考にしてみてください。
値段もデザインもピンキリすぎて選ぶのはかなり難しそうですが、どのお客様も実際ウィッグを被っている期間は1年に満たない方が多いです。
髪が生えてきてからのほうが髪が短すぎて、美容室に行くタイミングが難しいようですが、どんなに髪が短くても、(美容院に行くのが恥ずかしくても)カットしてバランスを整える事によって、どんどん「ウィッグ外して外出したいかも!」と思える髪型になってきたと言っていただけるので、私も嬉しくなっています。
こんな短くて美容院行っても大丈夫?
めちゃくちゃくせ毛になっちゃって恥ずかしい!
と言われたりもしますが、元気にお会いできることが最大に嬉しいので、外見はなるべく気になさらず今の悩みをお聞かせください。
少しずつより良い状態になっていけるお手伝いをしたいと思ってます。
人生の重要なタイミングでTHEDAYを選んでいただける事も私達はとても嬉しいのです。
長くなりましたが、ここ数年の私の体験を残させていただき、感謝致します。
そして信頼して任せていただき、ブログを書くことに協力してくださった大好きなお客様、ありがとうございます!!
私だって皆さんだって、いつどうなるか誰にもわかりませんが、私の技術と経験が少しでも誰かの為になりますように。

















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